私たちの生活の中で、地震対策は大切な課題です。
震度7強の地震が数回きても、建物倒壊はもちろんのこと、そのまま暮らせる家を維持できるように耐震等級3にする必要があります。
住んでる家をどこよりも安全な避難場所にして、住む人のこれからを守る家づくりになります。
住む人の健康・快適性を考え、HEAT20のG2レベルを考えています。
これは、暖房機器をつかわない自然室温で最低13℃を下回らないようにする為の断熱性能です。
そして、断熱性能を最大限に生かす為に家の気密が大切になります。気密とは、外気が家の中に入らないようにすることです。
家の中と外気との隙間をなるべく小さくして、断熱材によって、冷暖房した室内の空気を外に逃がさないことが、高気密・高断熱住宅の仕組みです。
ヒートショック対策や万一の災害時にも重要なシェルターになるため、住む人のこれからを守る家づくりになります。
床板は、自社で自然乾燥したクリやサクラ地産材を使用しています。
丸太を製材して、1年間自然の風により自然乾燥した板を床板に加工する為、時間と場所を必要とします。
手間ひまかけられて出来た床板には、自然乾燥によって残された油分が木目のツヤとなり、そのツヤは時間が経過するごとに味わいとなります。
自然乾燥で作られた床板は、湿度によって動きもありますが、木は生き物ですので裸足で木の動きを楽しむ事が出来ます。
※木の伐採には適切な時期がある為、在庫がなくなる事があります。
家の構造材である、土台、柱に緑色の木を使います。
これは、白ありと建物内部の湿気から家を守る木材です。
製材された木材に薬剤を注入している為、緑色をしています。
「白アリが近づかない薬剤」なので、人体に及ぼす健康面が心配になりますが、使用している薬剤は2種類で、消毒液や化粧品などに使われている塩化ベンザルコニウムと10円玉や調理器具に使われている銅です。
2つとも毒性は低く、私たちの生活に日常的に使われている物質です。
安全な薬剤に加え、この緑の木は、自然乾燥材です。人工乾燥によって水分と一緒に蒸発する油分は、白アリ予防になるため、失われてはいけないものです。
自然乾燥によって、木が持つ油分をきちんと残して、安全な薬剤を注入した、組み合わせこそ、弊社が緑の木を使っている理由です。
木が白アリに食べられず、腐らないことで、耐震等級を10年、20年と維持することが、住む人のこれからを守る家づくりになります。