木のこと

木への想い

日本の風土に合った、木を使う家づくりを続けてきました。

人が木を使って家をつくり、その木で出来た家に人が暮らす。

人が木と共に生きていくことを感じます。


人も木も、環境によって変化しますが、触れ合うと温もりが感じられます。

人も木も、本当に似ているものだと思います。


私たちは、木を見たり触れたりすることで心が落ち着くことがあります。

』という漢字は、“” が “” に寄り添ってできている。

そんなことを思いながら木を使い、住む人の心休まる”ヒトトキ”をつくっていきたいと思います。



自然乾燥

木材の乾燥方法は2種類あります。乾燥機を使い人工的に行う人工乾燥と、自然の風を利用し行う自然乾燥です。

弊社では、梁(はり)や桁(けた)などの主要構造材、内装床材、枠材、カウンター材などに自然乾燥材を使用します。

自然乾燥によって、木材の強度と表面のツヤを出す油分を残したまま、必要のない水分を蒸発する事が出来ます。乾燥場所や時間がかかりますが、家づくりの骨となる木材なので大切な仕事と考えています。

自然乾燥


墨付け

墨付け・手きざみ

乾燥後、製品となった木材を家のカタチに組立てる前の作業です。職人が1本1本の木材を見て、触って、木の状態を確かめながら行います。

適材適所に合った木材を選べる事が最大のメリットです。


手きざみ

墨付けした木材を加工する作業です。木材と木材をつなぎ合わせることを継手(つぎて)と言います。

一般的な継手は機械でつくる事が出来ますが、手きざみでしか出来ない継手をつくります。一般的な継手に比べて、3~4倍の強度になります。

丸太加工も手きざみでしか出来ない作業です。丸太のまま使うことは木が育ったカタチのまま使うことになり、強度をそのまま生かす事が出来ます。

そして、世界に同じものが二つとない曲線美を表現します。

手加工(木枠・床板)


手加工(木枠・床板)

手加工(木枠・床板)

家の中でよく見かけ、肌で感じることがある窓枠、床材などの木部を新建材を使わずに職人が手で加工します。ホンモノの木材にしか出せない質感と風合いを感じる事が出来ます。


※ 新しい材料や製法によって作られた建築材料


建方

墨付け、手きざみをした木材を組み立てる作業です。

特殊な継手や丸太組は、組み立てる時間はかかりますが、家づくりの骨組みとなる作業ですので慎重に行います。

上棟


上棟式

手加工(木枠・床板)

木材を組み、骨組が完成したあとに行います。建築儀式・様式は様々であり時代の変化とともにかわりつつあります。

上棟式は魔除けのため、幣束(へいそく)を鬼門に向けて立て、四隅の柱に酒や塩、米などをまき天地四方の神様を拝みます。

今は省略される事もありますが、無事に骨組が完成したことを喜び、感謝して工事の安全祈願をする大切な儀式だと思います。


床板は自社で自然乾燥したクリやサクラなどの地産材を使います。

湿度の変化により、日々動きのある床の上を裸足で歩くことも木を感じるひとときになります。


床